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出かけて行って楽しい、千葉など様々なまちの、わくわくするような「場所」「取組み」「もの」「体験」などを紹介します。

無題

今、広島県では「たてものがたりフェスタ2017」が開催されていますが、11月10日、11日、12日は「広島市内集中開催3DAYS」ということで、広島市内のモダンで美しい高層ビルから、レトロ建築や貴重な国宝、世界遺産まで、魅力
ある様々な建物で普段見ることができない場所などの見学会が開催されています。
ということで、今日は、宿舎の近所で朝のランニングの際などに、周辺の住宅とのコントラストや、鉄扉の変形などが気になっていた「旧広島陸軍被服支廠」へ。

 1912年~1913年に建てられたもので、軍服を収める倉庫でしたが、外壁は煉瓦で内部は鉄筋コンクリートという珍しい構造です。このため、内部と外部でかなり印象が違います。
爆心地からは2.7キロ離れた場所ですが、爆風で曲がった鉄扉など、被爆時の凄まじさを直接感じられる建物でもあります。

説明していただきながら内部を15分くらい見る感じだと思っていたのですが、保存会の方からの説明、建物の構造や歴史の話の後で、当時実際に働いていた方(中学生で動員され
荷物運びに従事していた)から、爆発した瞬間の状況、被爆後に臨時の救護所になってからの様子などの説明があり、非常に中身の濃い見学会でした。
ところで、もともとは広大な工場と倉庫が立ち並ぶエリアだったのですが、学校やテレビ局、官庁施設など敷地の利用が進み、現在4つの倉庫が保存されてる状態なのですが、そのうち3つは1995年まで日通の倉庫として、また、残りの1棟は大学の寮として使われるなど、使用されていないまま保存されていたわけではないという点には少々驚かされました。

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